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二つの御柱

諏訪大社の御柱祭

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 樹齢150年を優に超えるモミの大木が山の中から里に曳き出され、7年毎の寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てられます。 宝殿の造り替え、そして御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の行事を「御柱祭」と呼び、 諏訪地方の6市町村の氏子たちがこぞって参加して行われます。
 御柱祭という神事を司る諏訪大社は、全国各地の諏訪神社(およそ12,000社)の総本社であり、国内にある最 も古い神社の一つです。諏訪湖の周辺に4箇所の境内地を持っています。まず上社と下社に分かれ、諏訪市に上社本宮、茅野市に上社前宮があり、下諏訪町に下社春宮と下社秋宮があります。ご祭神である諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神。また武勇の神として広く信仰され、東国第一の軍神として坂上田村麻呂や源頼朝、武田信玄、徳川家康らの崇敬を集めました。今年2016年はその御柱年にあたり、4月は山出し、5月は里曳きが行われます。
 山出しに行ってきました。写真は春宮三の柱を木落坂まで曳航し、まさに坂落としが始まるところです。この諏訪で生まれ育った私は、この古くからの祭の素朴さを大事にしていきたいと思う一人です。
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 室町時代の『諏訪大明神画詞』という文献によれば、平安初期に桓武天皇(781~ 806)の時代に「寅・申の干支に当社造営あり」と御柱祭についての記録が残されています。父佐原久吉(永泉)が生前『諏訪大明神画詞』を再現しようと試みた絵が写真の絵です。

オペラ「御柱」の再演

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岡谷に素晴らしいカノラホールが誕生して27年になります。平成10年にこのホールを中心に諏訪全域に音楽の輪を広げ、地域の文化の火を広げようと、大構想のもと〔創作オペ ラ〕というとてつもない挑戦をしました。脚本・作曲は中村透先生に依頼、諏訪地方の一大イベントである御柱を題材に諏訪の自然や歴史、諏訪の人々の賛歌の祝典劇として思いは膨らんでいきました。オペラは勿論総合芸術として音 楽・美術・芝居・文学の要素を併せ持ちその創作上演にあたって地域市民の参加協力が不可欠なものでした。心豊かな連帯感に 溢れ、技術スタッフの優秀な人材にも恵まれ、衣装等は大勢のボランティアの協力を受けることもできました。その間難曲である合唱の練習も進み、指揮者の星出豊先生、演出家の中村敬一先生を迎える頃には少しずつ全貌が見えて、未知の世界が開けていきました。本番は出演者300名・スタッフはボランティアを含めて100名の大掛かりなものでした。2日間2公演を終えた時の感動は今思い返しても胸が熱くなり、大勢の方達からお借りした力の結集は、言葉に尽くせません。この公演をこのまま終わりにしたくないという願いは、皆に広がり平成16年の第6回芸術祭に再演、平成22年に再々演を果たし、今年28年に第四回目の公演を目指し準備に取り掛かっています。岡谷市を初めとする行政や多くの地域企業の皆さんの強力なご支援のもと、ご来場の皆様に多いに楽しんで頂けるよう頑張ります。莫大なエネルギーを必要とする公演ですが、これからもオペラ「御柱」から受ける力を途絶えさせる事は出来ないという思いで一杯です。
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